Microsoft Copilotを中小企業が使いこなす方法【Word・Excel・Teams別・具体的なプロンプト例】

Microsoft Copilotを中小企業が使いこなす方法【Word・Excel・Teams別・具体的なプロンプト例】 AI活用術
Photo by Amélie Mourichon on Unsplash

カテゴリ: AI活用術 / 業務効率化

メインキーワード: Microsoft Copilot 中小企業 活用 Word Excel Teams

クラスターキーワード: Microsoft 365 Copilot 使い方 中小企業 導入 / Copilot Word 文書作成 プロンプト 効率化 / Copilot Excel データ分析 関数 自動化 / Copilot Teams 議事録 会議 要約 自動

文字数: 約5,000字


この記事はMicrosoft Copilot(Office365 AI機能)の具体的な活用手順・プロンプトに特化しています。ClaudeとChatGPTの選び方・比較は → ChatGPTとClaudeを使い分ける方法 をご覧ください。


Microsoft Copilotとは?中小企業が知っておくべき基本

Microsoft Copilotは、Office365(Microsoft 365)に組み込まれたAIアシスタントだ。Word・Excel・PowerPoint・Teams・Outlookなど、普段使いのOfficeツールの中でAIが動作する。

中小企業にとって最大のメリット:

  • 新しいツールを導入しなくてよい(Officeの中で完結)
  • 既存のOffice操作の延長で使える
  • 社内データ(SharePoint・OneDrive)を参照できる

費用:

  • Microsoft 365 Business Standard(月額1,874円/人)+ Copilot(月額約3,750円/人)
  • 合計:月額約5,624円/人

Word Copilotの活用方法

①文書のたたき台を一発生成

新規文書画面で「Copilotで下書きを作成」ボタンをクリックすると、指示を入力するだけで文書の骨格が生成される。

プロンプト例(就業規則の更新):

在宅勤務規程の草案を作成してください。
対象:全社員(パート・アルバイトを含む)
内容:在宅勤務の申請方法・作業時間の管理・セキュリティ規定を含めること
フォーマット:条文形式(第1条〜)

プロンプト例(取引先向け謝罪文):

以下の状況で取引先に送る謝罪文を作成してください。
・状況:納品物に品質不良が発覚した
・相手:長年の取引先(食品メーカーA社)
・対応:返品・交換対応と再発防止策の説明が必要
・トーン:丁寧で誠実、かつビジネス文書として適切な形式

②既存文書の要約・整理

長い報告書・マニュアルをCopilotに要約させると、ポイントのみを抜き出してくれる。

プロンプト例:

この文書を読んで、以下を教えてください:
1. 決定事項は何か
2. アクションが必要な項目と担当者
3. 次回までの期限

③文章のトーン修正

「丁寧にする」「箇条書きにまとめる」「要約する」「英語に翻訳する」を1クリックで実行できる。


Excel Copilotの活用方法

①データ分析の自動化

Excelのテーブルを選択してCopilotを開き、質問するだけで分析が完了する。

プロンプト例(売上分析):

このデータを分析して、以下を教えてください:
1. 先月と比べて売上が増えた商品カテゴリ
2. 売上上位5商品
3. 売上が落ちているカテゴリとその傾向

プロンプト例(異常値検出):

このデータの中で、平均より30%以上外れている数値を教えてください。
考えられる原因を3つ挙げてください。

②数式の自動生成

「〇〇を計算する数式を教えて」と入力すると、複雑なIFやVLOOKUP、XLOOKUP等の数式を自動生成して挿入してくれる。

プロンプト例:

B列の金額が10万円以上の場合は「大口」、5万円以上は「中口」、それ以外は「小口」と
C列に表示する数式を作ってください。

③グラフ・ピボットテーブルの自動作成

「このデータで月別売上の折れ線グラフを作って」と指示するだけでグラフが生成される。説明資料の作成時間が大幅に短縮される。


Teams Copilotの活用方法

①会議の自動要約(最も実用的な機能)

Teamsのオンライン会議中にCopilotを有効にすると、会議終了後に以下を自動生成する:

  • 会議の要約
  • 決定事項リスト
  • アクションアイテム(誰が・何を・いつまでに)

設定方法:

  1. Teams会議開始後、右上の「…(その他)」→「Copilot」を選択
  2. 「文字起こしを開始」をオンにする
  3. 会議終了後、チャット欄にCopilotの要約が表示される

②会議中のリアルタイム質問

会議中に「さっきAさんが言った内容を教えて」「今まで決まったことは?」とCopilotに聞けば、会議の流れを追ってリアルタイムで回答してくれる。途中参加した場合でも、それまでの経緯を即座に把握できる。

③Teamsチャットの要約

長くなったチャット会話をCopilotに「このスレッドの要点を教えて」と聞くだけで要約してくれる。既読していない大量のメッセージを素早く確認するのに便利。


Outlook Copilotの活用方法

①メールの返信文作成

受信したメールの内容をCopilotが読み取り、適切な返信文の候補を提示する。

プロンプト例:

以下の要件で返信文を書いてください:
・「納期を1週間前倒しできるか」という依頼への回答
・対応可能だが、追加費用が発生する旨を伝える
・丁寧かつ簡潔に(3〜4文)

②メール整理・優先度分類

「今日対応が必要なメールを教えて」と聞くと、重要度の高いメールを優先順位付きでリストアップしてくれる。


中小企業がCopilotを導入する前に確認すること

①Microsoft 365のプランを確認する

CopilotはMicrosoft 365 Business Basic(月額748円/人)では使えない。Business Standard以上が必要。

プラン 月額(税別) Copilot Teams
Business Basic 748円/人 ×
Business Standard 1,874円/人 Copilot追加可
Business Premium 2,872円/人 Copilot追加可

②IT導入補助金の活用

Microsoft 365はIT導入補助金の対象になる場合がある(認定IT導入支援事業者経由での申請が必要)。Copilotライセンス単体は現時点では対象外だが、365のライセンスと合わせて申請できるケースがある。

③セキュリティ・データプライバシーの確認

Copilotが参照できるデータの範囲(SharePoint・Teams・Outlook等)を、導入前に確認する。アクセス権が適切に設定されていないと、閲覧を制限すべき情報がCopilotを通じて表示される可能性がある。


よくある質問(FAQ)

Q. CopilotはクラウドのAIですか?社内情報は外部に送られますか?

A. Microsoftのエンタープライズ契約ではデータはMicrosoftのAI学習に使われないことが保証されています(Microsoft Copilot for Microsoft 365の場合)。ただし確認のためにMicrosoftのプライバシーポリシーを事前に確認してください。

Q. パソコンが古くても使えますか?

A. Copilotはクラウド処理のためパソコンのスペックへの依存は低いです。ただしWindowsのバージョンが古い場合はアップデートが必要なことがあります。

Q. 英語で使う必要がありますか?

A. 日本語に完全対応しています。プロンプトも日本語で入力できます。


まとめ

Microsoft Copilotで中小企業が特に効果を実感しやすい機能:

  1. Teams会議の自動要約——議事録作成の時間がゼロに
  2. Excel データ分析——複雑な数式・ピボットを自然言語で操作
  3. Word 文書のたたき台生成——就業規則・通知文・謝罪文等

Office365を既に使っている企業なら、Copilotライセンス(月約3,750円/人)を1〜2名に追加するところから試してみることをすすめる。


関連記事


本記事の情報は2026年5月時点のものです。ツールの仕様・費用は変更される場合があります。

本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。


⚠️ 免責事項・情報の正確性について

本記事は掲載時点の情報をもとに、著者(物流会社経営者)の個人的な調査・体験に基づいて作成しています。以下の点をご確認のうえ、情報をご活用ください。

  • サービスの料金・仕様・審査基準・提供内容は予告なく変更される場合があります
  • 補助金・助成金の条件・金額・公募期間は年度ごとに変わります。申請前に必ず公式サイト・商工会議所等でご確認ください
  • 転職エージェントの求人数・サービス内容・担当者体制は変動します
  • 本記事に記載された統計・数値は、取材時点の公開情報に基づくものです。最新データは一次情報源でご確認ください
  • 本記事の内容は正確を期していますが、情報の完全性・正確性を保証するものではありません

最終判断はご自身の責任で:転職・金融商品申込み・補助金申請・投資等の最終判断は、必ず公式サイトおよび専門家(税理士・社労士・弁護士等)に確認のうえ、ご自身の責任においてお願いします。

広告・アフィリエイト開示:本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。リンクからのご購入・ご登録により当サイトに報酬が発生する場合があります。ただし、報酬の有無にかかわらず、著者が実際に評価・調査した内容のみを掲載しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました