Zapier・Makeで業務を自動化する方法【中小企業のノーコード連携・プロセス自動化事例】

Zapier・Makeで業務を自動化する方法【中小企業のノーコード連携・プロセス自動化事例】 AI活用術
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カテゴリ: DX・業務効率化

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文字数: 約5,000字


この記事はZapier・Makeを使ったノーコード業務自動化の具体的な設定手順に特化しています。RPAとの違い・大規模な業務自動化は → 中小企業のバックオフィスをAIで自動化する方法 をご覧ください。kintone・Notionとの連携は → kintoneで中小企業の業務をアプリ化する方法 をご覧ください。


Zapier・Makeとは何か(RPAとの違い)

Zapier・Makeは「ノーコード業務自動化ツール」だ。複数のWebアプリ・クラウドサービスを「もし〇〇したら、××する」というルールで繋いで自動化できる。

RPA(Robotic Process Automation)との違い:

比較項目 Zapier/Make RPA(UiPath・BizRobo等)
対象 クラウドアプリ間の連携 パソコン画面の操作を自動化
技術知識 不要(ノーコード) 設定に専門知識が必要
月額費用 数千円〜 数万円〜
向いている場面 フォーム送信→メール・スプレッドシート連携等 社内システム・レガシーシステムの操作
中小企業での難易度 低い 中〜高い

Zapier・Makeで自動化できる代表的な業務

①問い合わせフォームの自動処理

自動化の流れ:

Googleフォームに問い合わせが届く
→ 担当者にSlack通知を送る
→ Googleスプレッドシートに記録する
→ 問い合わせ者に自動返信メールを送る(Gmail)

これにより、フォーム受信の監視・手動での通知・スプレッドシートへの転記・返信メール作成が全自動になる。

②新規顧客情報の自動登録

自動化の流れ:

Webサイトのフォームから資料請求が届く
→ kintoneの顧客データベースに自動登録する
→ CRM(HubSpot・Salesforce等)にも同時登録する
→ 担当営業にメール通知を送る

③請求書・レポートの自動送信

自動化の流れ:

毎月25日になる(スケジュールトリガー)
→ Googleスプレッドシートから売上データを取得する
→ Claude API・OpenAI APIで要約レポートを生成する
→ 経営者にメールで月次サマリーを送信する

④採用メールの自動仕分け

自動化の流れ:

採用メールアドレスに新着メールが届く
→ 件名・本文を分析してGmailラベルを付ける
→ Googleスプレッドシートの採用管理表に記録する
→ 採用担当者にSlack通知を送る

⑤SNS投稿の自動化

自動化の流れ:

Googleスプレッドシートに投稿内容を追記する
→ 指定した日時に自動的にX(Twitter)・Facebookに投稿する
→ 投稿URLをスプレッドシートに記録する

Zapierの基本的な使い方

Step 1: アカウント作成・プランの選択

  • 無料プランあり(5つのZap・月100タスクまで)
  • プロプラン(月約2,490円〜):フィルター・マルチステップZap等
  • 試用は無料プランで十分

Step 2: Zapを作成する

  1. Zapierにログインして「Create Zap」をクリック
  2. 「Trigger(きっかけ)」を設定する(例:Googleフォームに新しい回答が届いたとき)
  3. 「Action(アクション)」を設定する(例:Slackにメッセージを送る)
  4. テストを実行して動作確認
  5. 「Publish」で有効化する

Googleフォーム→Slack通知の設定例

Trigger設定:

  • App: Google Forms
  • Trigger: New Response in Spreadsheet
  • 対象のフォーム・スプレッドシートを選択

Action設定:

  • App: Slack
  • Action: Send Channel Message
  • Channel: #問い合わせ通知
  • Message: 「新しい問い合わせが届きました:{{Name}} / {{Email}} / {{Message}}」

Makeの基本的な使い方

Makeは Zapierより複雑な条件分岐・繰り返し処理が得意で、料金も低めだ。

無料プランの制限:

  • 1,000オペレーション/月
  • 2つのシナリオ

プロプラン: 月約1,500円(10,000オペレーション)

Makeでのシナリオ作成の特徴

Makeはフローチャートのように視覚的にシナリオを組み立てる。複数の分岐(「もし〇〇なら〜・そうでなければ〜」)を視覚的に設定でき、複雑な自動化に向いている。


ZapierとMakeの使い分け

比較項目 Zapier Make
操作の難しさ 簡単(初心者向け) やや複雑(慣れると柔軟)
無料プランの制限 100タスク/月・5Zap 1,000操作/月・2シナリオ
有料プラン(最安) 約2,490円/月 約1,500円/月
対応アプリ数 7,000以上 1,000以上
複雑な分岐処理 やや苦手 得意
日本語サポート 英語のみ 英語のみ

選び方: まずZapierの無料プランで試してみて、より複雑な自動化が必要になったらMakeを検討する。


Claude・OpenAI APIとの組み合わせ

ZapierはClaudeやOpenAIのAPIとも連携できる。

活用例:

問い合わせメールのAI自動要約

問い合わせメールが届く
→ ZapierがメールをOpenAI APIに送信
→ 「このメールの要点を3行で要約してください。
  カテゴリ(クレーム/見積依頼/採用/その他)を判断してください」
→ 要約とカテゴリをSlackで通知する

レビュー・フィードバックの自動分析

Googleフォームにアンケート回答が届く
→ Claude APIに「この回答のポジティブ・ネガティブを分類して改善提案を1つ出してください」
→ 結果をスプレッドシートに記録する
→ ネガティブ評価の場合だけSlackで通知する

よくある質問(FAQ)

Q. プログラミングの知識がなくても使えますか?

A. Zapierは完全ノーコードで、プログラミング知識ゼロで使えます。Makeはやや高度な設定がありますが、基本的な自動化は非エンジニアでも設定できます。

Q. Zapierで自動化できるツール・アプリを教えてください。

A. Zapierは7,000以上のアプリと連携できます。Gmail・Googleスプレッドシート・Slack・kintone・Freee・LINE・X(Twitter)・HubSpotなど主要ツールはほぼ対応しています。

Q. 自動化が誤動作したときのリスクはありますか?

A. フィルター条件を適切に設定しないと意図しない動作が起きることがあります。最初は「通知」「記録」など被害が少ない自動化から始めて、メール送信など外部に影響があるアクションは十分テストしてから有効化することをすすめます。


まとめ

中小企業がZapier・Makeで自動化すべき3つの業務:

  1. 問い合わせフォームの通知・スプレッドシート記録(最もシンプルで効果が高い)
  2. 採用メール・応募者の管理表への自動記録(採用担当の工数削減)
  3. 月次レポートの自動送信(経営者へのタイムリーな情報提供)

Zapierの無料プランで最初の自動化を設定するのに1〜2時間かかるが、その後は何も操作しなくても動き続ける。一度設定した自動化が毎月何十時間も節約してくれる。


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