kintoneで中小企業の業務をアプリ化する方法【Excel脱却・データ管理・自動化】

kintoneで中小企業の業務をアプリ化する方法【Excel脱却・データ管理・自動化】 補助金・助成金
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カテゴリ: DX・業務効率化

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文字数: 約5,000字


この記事はkintoneを使った業務アプリ作成・データ管理・Excel脱却の手順に特化しています。DXツール全体の比較は → 中小企業向けDXツール比較10選【費用・機能・IT補助金対応】 をご覧ください。


kintoneとは何か・中小企業で人気の理由

kintone(キントーン)はサイボウズが提供するクラウド型の業務アプリ作成プラットフォームだ。プログラミングの知識がなくても、Excelに近い感覚でデータ管理アプリを作れる。

中小企業でkintoneが選ばれる理由:

  • Excelファイルを「みんなが同時に編集できるDB」に変換できる
  • スマートフォンから入力・参照できる
  • ワークフロー(承認・決裁フロー)を組み込める
  • IT導入補助金の対象(採択実績多数)

費用:

  • ライトコース:月額780円/ユーザー(5〜1,000名)
  • スタンダードコース:月額1,500円/ユーザー(5〜1,000名)
  • 30日間無料トライアルあり

中小企業がkintoneで解決できる5つの課題

①「Excelファイルが複数人で更新できない」問題

物流会社・製造業でよくある問題。在庫管理・配車管理・受注管理をExcelで行うと、同時に複数人が編集できない、バージョンが混在する、といった問題が起きる。

kintoneで解決:

  • kintoneのアプリにすると複数人がリアルタイムで同じデータを更新できる
  • 誰がいつ更新したか履歴が残る
  • スマートフォンからも入力可能

②「報告書・日報がメールやLINEで流れてしまう」問題

kintoneにコメント機能・通知機能があるため、報告書をkintoneに入力すれば自動で関係者に通知される。過去の報告書は検索で即座に見つけられる。

③「承認フロー(決裁)が紙・メールで回っている」問題

kintoneのワークフロー機能で、申請→上長承認→最終承認という決裁フローをシステム化できる。承認状況がリアルタイムでわかり、ハンコのために出社する必要がなくなる。

④「情報が各担当者のPC・頭の中に分散している」問題

顧客管理・案件管理・在庫管理をkintoneのアプリに集約することで、担当者が不在でも他の人が状況を確認できる。属人化を防ぎ、引き継ぎがスムーズになる。

⑤「定型レポート・集計に毎週時間がかかる」問題

kintoneのグラフ・集計機能を使えば、入力されたデータを自動でグラフ化できる。毎週手動でExcelで集計していた作業が不要になる。


実際のkintoneアプリ構築例(物流会社の場合)

①配送案件管理アプリ

項目 内容
アプリの目的 配送依頼の受付から完了までを管理
主なフィールド 依頼日・配送先・積荷内容・ドライバー名・配送状況・特記事項
ビュー カレンダー(日付別)・カンバン(状況別)・一覧
ワークフロー 配送完了 → 担当者報告 → 管理者確認

作成時間の目安: 初回は3〜5時間、2回目以降は1〜2時間

②在庫管理アプリ

項目 内容
アプリの目的 倉庫内の在庫数・保管場所を管理
主なフィールド 商品コード・品名・現在庫数・保管場所・最終更新者
連携 バーコードリーダーとの連携(プラグインを使用)
自動計算 発注点を下回ったら自動通知

③採用管理アプリ

項目 内容
アプリの目的 求人応募者の情報管理・選考状況の共有
主なフィールド 氏名・応募経路・書類選考・面接日程・評価コメント・採否
ビュー 選考ステータス別カンバン
共有 面接担当者に評価コメントを入力してもらう

kintoneの基本的な操作手順

①アプリを作る(テンプレートから)

  1. kintoneにログイン → 「アプリを作成」
  2. テンプレートから近いものを選ぶ(顧客管理・在庫管理・案件管理等)
  3. フィールドを追加・削除してカスタマイズ

②フィールドの設定

kintoneのフィールドはExcelのセルに近い。文字列・数値・日付・添付ファイル・ルックアップ(別アプリからデータを引っ張る)など多彩な種類がある。

③ビューの設定

同じデータをカレンダー・リスト・グラフなど複数の見方で表示できる。役割に応じてビューを切り替えて使う。

④ワークフローの設定

「申請→承認」フローは、フォームの設定でステータスフィールドを追加し、各ステータスの移行条件と通知先を設定するだけで実装できる。


kintoneとExcelの連携方法

kintoneはExcelからのデータインポートに対応している。既存のExcel管理表をkintoneに移行する手順:

  1. Excelのデータを一旦CSV(カンマ区切り)で書き出す
  2. kintoneで新しいアプリを作りフィールドを設定する
  3. 「インポート」機能でCSVを取り込む

反対に、kintoneのデータをExcelやCSVでエクスポートすることもできる。


プラグインで機能を拡張する

kintoneは標準機能だけでも十分使えるが、プラグインを追加することでさらに多くの機能が追加できる。

よく使われるプラグイン:

プラグイン 機能
kViewer データをWebページとして外部公開
Garoon連携 スケジューラーとkintoneを連携
PrintCreator kintoneデータをPDF帳票として出力
Zapier/Make連携 他ツールとの自動連携

IT導入補助金でkintoneを導入する

kintoneはIT導入補助金の対象製品として登録されており、採択実績が多い。

費用のシミュレーション(スタンダード・10名・1年):

  • 通常費用:1,500円 × 10名 × 12ヶ月 = 180,000円
  • IT補助金補助率2/3の場合:自己負担 60,000円
  • 初期導入費(カスタマイズ込み)も対象になる場合あり

よくある質問(FAQ)

Q. kintoneを使いこなすのに技術知識は必要ですか?

A. 基本的なアプリ作成はプログラミング不要です。ただし複雑なカスタマイズ(JavaScript等)は専門知識が必要なため、複雑な要件はkintoneのパートナー企業に相談することをすすめます。

Q. Notionとkintoneはどちらがいいですか?

A. Notionは文書管理・議事録・Wiki向きで、kintoneはデータベース・業務フロー管理向きです。規模が5〜50名でデータ管理中心ならkintone、情報共有・マニュアル管理中心ならNotionが向いています。

Q. モバイルアプリはありますか?

A. iOS・Android対応のkintoneアプリがあります。スマートフォンからレコードの入力・閲覧が可能です。倉庫・現場での入力に活用できます。


まとめ

kintone活用で中小企業が最も効果を実感しやすい場面:

  1. 在庫・配送管理のExcel脱却——複数人の同時アクセスと履歴管理を実現
  2. 承認フローのデジタル化——紙・メールの申請→決裁をシステム化
  3. 採用管理——複数の担当者が同じ応募者データをリアルタイムで更新

まずは30日間の無料トライアルで、最もシンプルな管理(日報や案件管理)から始めることをすすめる。完璧なシステムを最初から作ろうとせず、使いながら育てていくのがkintone成功のコツだ。


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