カテゴリ: 管理職・経営者転職
メインキーワード: 役員 幹部 転職 進め方 準備
文字数: 約6,500字
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「役員・幹部クラスの転職は一般社員と何が違うのか」
「書類選考から内定までの流れを知りたい」
「何ヶ月前から準備すべきか」
役員・幹部クラスの転職は、一般社員の転職とは活動の進め方が異なります。
私自身も会社経営をしながら「もし転職するとしたら」を真剣に考えたことがあり、複数のエージェントと話しました。その経験と、実際に転職を経験した経営者仲間の話を元に、役員・幹部クラスの転職活動の全体像を解説します。
この記事でわかること
- 役員・幹部転職の一般転職との違い
- 転職活動のステップ(準備〜内定まで)
- 役員転職特有の注意点
- 活動期間の目安とスケジュール
役員・幹部転職が一般転職と違う5つのポイント
| 項目 | 一般転職 | 役員・幹部転職 |
|---|---|---|
| 求人の探し方 | 転職サイトで公開求人を見る | 非公開求人・ヘッドハンターが中心 |
| 選考フロー | 書類→複数回面接→内定 | 面談→トップ面談→取締役会承認→内定 |
| 選考期間 | 1〜3ヶ月 | 3〜12ヶ月 |
| 年収交渉 | エージェント経由が標準 | 個別交渉・オファーレター形式 |
| 入社タイミング | 比較的自由 | 株主総会・取締役会の都合に合わせる |
転職活動のステップ
Step 1:自己棚卸し(活動開始前・2〜4週間)
転職活動を始める前に「自分が何者か」を整理します。
棚卸しの項目:
- これまでの事業・役職・実績(数字付き)
- P&Lに関わった規模感(売上・従業員数・予算額)
- 意思決定した重要施策とその成果
- 業界人脈・顧客との関係
- 希望ポジション・希望年収・希望勤務地
この棚卸しが職務経歴書の土台になります。
Step 2:エージェント登録(並行して複数社)
役員・幹部クラスはハイクラス専門エージェントへの登録が基本です。
推奨エージェント:
| エージェント | 強み |
|---|---|
| JACリクルートメント | 管理職・役員・外資系に強い・非公開求人が多い |
| ビズリーチ | スカウト型・登録するだけで声がかかる |
| doda エグゼクティブ | 役員・CxO専門特化・求人の質が高い |
複数に同時登録して、担当者との相性・求人の質を比較します。
Step 3:職務経歴書・レジュメの作成(1〜2週間)
役員・幹部クラスの職務経歴書は「経営者目線で書く」のがポイントです。
書き方のポイント:
- 実績は数字で書く
- 「売上を拡大した」→「前年比125%の売上増を3期連続で達成」
- 「コスト削減に取り組んだ」→「物流コストを2年間で18%削減」
- 自分が「どんな問題を解いてきた人か」を示す
- 「組織が機能不全に陥った事業部を再建した」
- 「事業の撤退判断と新規事業立ち上げを同時に行った」
- 1枚で読めるエグゼクティブサマリーを先頭に置く
- 採用側は最初の1枚で判断することが多い
Step 4:面談・スクリーニング(1〜3ヶ月)
エージェントとの面談後、求人へのエントリーが始まります。
役員・幹部転職の面談の特徴:
- 最初の面談はインフォーマル(ランチ・カジュアル面談)なことが多い
- 「採用するかどうか」より「どんな人か」を確認する場
- 「なぜうちに興味を持ったか」より「あなたの強みを教えてほしい」という聞き方が多い
カジュアルな雰囲気でも、これは選考の一部です。
Step 5:役員面談・トップ面談(重要フェーズ)
スクリーニングを通過すると、CEO・代表取締役・オーナーとの直接面談に進みます。
トップ面談で聞かれること:
- 「なぜ今の会社を離れるのか」(本音を確認する場)
- 「うちでどんな変化を起こせるか」(ビジョン・構想力の確認)
- 「自分のやり方にこだわりが強すぎないか」(組織適合性の確認)
ここで「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせることが内定への鍵です。
Step 6:オファーレター・条件交渉
内定が出ると「オファーレター」(処遇提示書)が渡されます。
確認すべき項目:
- 役職・肩書き(執行役員・取締役等)
- 固定報酬・変動報酬(ストックオプションを含む場合も)
- 試用期間の有無・その間の処遇
- 就任タイミング(株主総会・取締役会の時期)
- 競業避止義務の期間・範囲
年収交渉はエージェント経由か、本人が直接交渉するかを事前に確認します。
Step 7:現職の退任手続き
役員・取締役の退任は一般社員の退職とは異なります。
役員退任の手続き:
- 取締役会・株主総会での退任決議が必要な場合がある
- 役員退職慰労金の計算・受取タイミングの確認
- 自社株の扱い(オーナーの場合は特に重要)
- 取引先・金融機関への連絡(代表保証がある場合は解除手続き)
法務・税務の専門家に事前相談することを強くおすすめします。
スケジュールの目安
| フェーズ | 期間の目安 |
|---|---|
| 準備(棚卸し・書類作成) | 1〜2ヶ月 |
| エージェント登録・面談 | 開始後すぐ |
| 求人エントリー〜スクリーニング | 1〜3ヶ月 |
| トップ面談〜オファー | 1〜3ヶ月 |
| 退任手続き〜入社 | 1〜3ヶ月 |
| 合計 | 6〜12ヶ月 |
「内定が出たら2週間で入社」は役員転職ではほぼありません。余裕を持ったスケジュールで動きます。
よくある質問(FAQ)
Q. 役員転職では「競業避止義務」が問題になりますか?
A. 役員・幹部クラスでは競業避止義務条項が雇用契約や取締役規程に含まれることが多いです。転職活動を始める前に自社の規定を確認し、必要に応じて弁護士に相談することをおすすめします。
Q. 取締役(登記)の場合と執行役員(非登記)では手続きが違いますか?
A. 大きく違います。登記されている取締役は株主総会の承認・登記変更が必要です。執行役員(登記なし)は一般社員と同様の退職手続きになります。
Q. 転職エージェントは無料で使えますか?
A. 求職者側は無料です。エージェントの費用は採用企業側が負担します(採用成功時のフィー)。求職者は費用を一切負担せず活用できます。
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まとめ
役員・幹部クラスの転職は時間がかかります。「動き始めたら早く決まる」という思い込みは禁物です。
成功のポイント:
- 早めに準備を始める(最低6ヶ月前から)
- ハイクラス専門エージェントを複数使う
- 職務経歴書は「数字と意思決定」で書く
- 退任手続きに必要な時間を見込む
長期戦を前提に、計画的に進めることが役員・幹部転職成功の鍵です。
本記事の情報は2026年5月時点のものです。
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静岡県で倉庫会社を経営しています。年商4億円・従業員30名・創業55年のザ・中小企業です。
大学はアメリカ(カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)で運動生理学を専攻して2009年卒業。卒業後は外資系医療機器メーカーで営業職として働いていましたが、14年前に家業に入社。課長・部長・専務取締役を経て、2年前に社長に就任しました。
AI活用を始めたのは約3年前。紙・Excel・電話だけで回っていた倉庫業の現場をなんとかしたいと思ったのがきっかけです。それからClaude・ChatGPTを中心に、実際の業務改善で毎日試行錯誤しています。
コンサルでも研究者でもない「普通の中小企業の社長がAIを使ってみたリアル」を発信しています。
モットーは「人生を最大限楽しむ」。好きな言葉は「生きてるだけで丸儲け」。


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