アメックスのビジネスカードは「かっこいいけど本当に必要なの?」という疑問を持つ中小企業の社長は多いと思います。私は3年前にアメックスビジネスゴールドを作り、現在も使い続けています。この記事では、物流会社の社長としてリアルに使った評価と、「どんな会社に向いているか・向いていないか」を正直に書きます。
この記事でわかること
- アメックスビジネスカードの種類と特徴
- 年会費36,300円の元を取るために必要な利用額の計算
- 他社法人カードとの詳細比較
- 審査基準と申し込み条件
- 私が実際に使ってよかった機能・使わなかった機能
アメリカン・エキスプレス 法人カードの種類
アメリカン・エキスプレス(以下アメックス)の法人カードは、主に3つのグレードがあります。
| カード名 | 年会費(税込) | 追加カード年会費 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| ビジネスグリーン | 13,200円 | 6,600円 | 法人設立初期・低利用額 |
| ビジネスゴールド | 36,300円 | 13,200円 | 中堅企業・出張多め |
| ビジネスプラチナ | 165,000円 | 82,500円 | 大企業・年利用額1,000万円以上 |
私が使っているのはビジネスゴールドです。中小企業(従業員50名・年商5億円規模)の場合、ビジネスゴールドがコストとメリットのバランスが一番取れています。
アメックスビジネスゴールドの主要特徴
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 基本1.0%(特定カテゴリは最大3.0%) |
| 国内空港ラウンジ | 無料(本人のみ) |
| 海外旅行傷害保険 | 最高1億円(利用付帯) |
| ショッピング保険 | 購入品の損壊・盗難を補償 |
| 追加カード枚数 | 最大99枚 |
| 支払い方式 | 一括払いのみ(チャージ型) |
| 引き落とし口座 | 法人口座(必須) |
| 限度額 | 審査により個別設定(一般的に200万〜500万円) |
年会費36,300円は元が取れるか?計算してみた
アメックスビジネスゴールドの年会費は高く見えます。元を取れるかどうかは、月次利用額と特典活用次第です。
ポイント還元だけで考えた場合の「元が取れる利用額」
- 年会費:36,300円
- 基本ポイント還元率:1.0%
- 元が取れる年間利用額:3,630,000円(月302,500円以上)
月30万円以上を法人カードで決済するなら、ポイント還元だけで年会費の元が取れます。
空港ラウンジ価値を加味した場合
国内空港ラウンジの相場は1回1,100〜1,320円。私は月1〜2回出張があるため、年間15回使うとして15,000〜20,000円分の価値があります。
実際の私の計算
月次利用額:約40万円
年間利用額:約480万円
ポイント還元:48,000円分(1.0%)
空港ラウンジ:年15回 × 1,200円 = 18,000円分
旅行保険:年2〜3回の出張カバー(推定価値10,000円/年)
─────────────────
合計メリット:約76,000円
年会費:36,300円
純利益:約39,700円
月40万円使っている私には確実に元が取れています。
アメックスビジネスゴールド vs 三井住友ビジネスゴールド【直接比較】
| 比較項目 | アメックスビジネスゴールド | 三井住友ビジネスゴールド |
|---|---|---|
| 年会費 | 36,300円 | 11,000円(条件で無料) |
| ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | 0.5〜1.5% |
| 空港ラウンジ(国内) | ◎(無料・全主要空港) | ○(プライオリティパス別途) |
| 空港ラウンジ(海外) | ◎(センチュリオンラウンジ等) | ○(プライオリティパスで追加費用) |
| 追加カード枚数 | 最大99枚 | 3枚 |
| 審査難易度 | やや難しい | 普通 |
| 海外利用時の強さ | ◎(世界的ブランド力) | ○ |
| 国内加盟店 | ○(三井住友より少ない) | ◎ |
| 向いている会社 | 出張多・高利用額 | 国内中心・低〜中利用額 |
アメックスビジネスゴールドが向いている会社
向いている ✅
- 月次カード利用額が30万円以上の会社
- 出張が多い(月1回以上の飛行機移動)
- 海外との取引や出張がある会社
- 社員に追加カードを複数発行したい会社
- ブランド価値・ステータスを取引先に示したい会社
向いていない ❌
- 月次利用額が20万円以下の会社
- 出張がほとんどない会社
- 設立1〜2年で審査に不安がある会社(審査がやや厳しい)
- 国内中心の事業で海外加盟店を使わない会社
アメックス法人カードの審査基準
アメックスビジネスゴールドの審査は、他の法人カードと比べてやや厳しい部類です。
審査で重視されるポイント
- 法人の設立年数(2〜3年以上が望ましい)
- 代表者の個人信用情報(アメックス個人カードの利用実績があると有利)
- 年商・経常利益の安定性
- 他社カードの支払い履歴
審査を通過しやすくするコツ:先にアメックスの個人カード(グリーン・ゴールド)を作り、1〜2年きちんと使ってから法人カードに申し込む方法が王道です。個人カードでの実績がアメックスの社内評価につながります。
私が実際に使ってよかった機能・使わなかった機能
よかった機能(頻繁に使う)
- 空港ラウンジ(月1〜2回の出張に活用)
- 海外旅行保険(海外出張時に別途加入不要)
- 購入品の損壊補償(高価な備品購入時に安心)
- 経費精算レポート(freeeと連携して半自動で仕訳)
使わなかった機能(私には不要だった)
- コンシェルジュサービス(ホテル・レストラン予約代行)
- 国内ラウンジ外のゲスト同伴割引(同伴者1,100円→0円)
よくある質問(FAQ)
Q. アメックスは国内で使えない店が多いですか?
A. 以前と比べてかなり改善されています。コンビニ(セブン・ファミマ・ローソン)・スーパー・ガソリンスタンドのほとんどで使えます。ただし、個人経営の飲食店やVISA/Mastercardのみ対応の店舗では使えないことがあります。国内メインで使う場合、サブカードとしてVISAかMastercardの法人カードを持つことをおすすめします。
Q. 限度額はどのくらいですか?
A. 審査によって個別に設定されるため、公式な上限は公表されていません。一般的に中小企業では200万〜500万円程度が多いようです。大型の設備投資や大きな経費が発生する場合は、事前に増額申請や一時的な限度額増加を申請できます。
Q. 分割払い・リボ払いはできますか?
A. アメックス法人カードは基本的に一括払いです(チャージ型として使います)。法人カードに分割払い・リボ払いは向いておらず、キャッシュフロー管理の観点からも一括払いを選ぶことをおすすめします。
Q. 海外でのサポートはどうですか?
A. アメックスは世界的なブランドのため、海外での緊急サポート体制が充実しています。24時間365日のグローバル・ホットラインが使え、海外でのカード紛失・盗難時の緊急再発行・緊急現金サービス等に対応しています。
Q. 年会費の節税はできますか?
A. できます。法人カードの年会費は「接待交際費」または「通信費・諸会費」として経費計上できます。詳細は税理士に確認してください。
まとめ:アメックスビジネスゴールドを選ぶべき人の条件
アメックスビジネスゴールドは「月次利用額30万円以上 + 出張あり」の中小企業に最適です。この条件を満たすなら、ポイント還元+空港ラウンジ+旅行保険の価値が年会費を確実に上回ります。
条件を満たさない場合は、三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド(年会費11,000円)がバランス型の最適解です。
まずは公式サイトで審査条件と詳細を確認してから申し込みましょう。
→ アメックスビジネスゴールドを申し込む:[アメリカン・エキスプレス 公式サイト]()
→ コスパ型を選ぶなら:[三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド 申込み]()
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本記事は掲載時点の情報をもとに、著者(物流会社経営者)の個人的な調査・体験に基づいて作成しています。以下の点をご確認のうえ、情報をご活用ください。
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静岡県で倉庫会社を経営しています。年商4億円・従業員30名・創業55年のザ・中小企業です。
大学はアメリカ(カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)で運動生理学を専攻して2009年卒業。卒業後は外資系医療機器メーカーで営業職として働いていましたが、14年前に家業に入社。課長・部長・専務取締役を経て、2年前に社長に就任しました。
AI活用を始めたのは約3年前。紙・Excel・電話だけで回っていた倉庫業の現場をなんとかしたいと思ったのがきっかけです。それからClaude・ChatGPTを中心に、実際の業務改善で毎日試行錯誤しています。
コンサルでも研究者でもない「普通の中小企業の社長がAIを使ってみたリアル」を発信しています。
モットーは「人生を最大限楽しむ」。好きな言葉は「生きてるだけで丸儲け」。


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